市立貝塚病院「こすもす懇話会」に参加してきました ~地域医療連携~

先日の5月10日(土曜日)、市立貝塚病院で開催された「こすもす懇話会」という地域医療連携を目的とした会合に参加してきました。

こうした病院と開業医が顔を合わせ、情報交換をする場は、ほかの病院でも開催されています。地域医療の連携、質を高める上で大切な機会だと感じています。

市立貝塚病院へは、これまでも患者さんの緊急搬送で救急車に同乗して伺ったことはありましたが、実は一人で院内をゆっくり見て回るのは今回が初めて。普段から患者さんのご紹介などで大変お世話になっているので、ご挨拶も兼ねて参加させていただきました。

まずは、講演会がありました

当日は15時開始ギリギリに到着。正面玄関から入ると、ひっそりとした病院の自動ドアの前に、担当の方が待ってくれていました。エレベーターに乗って、7階へ。受け付けして、ドキドキしながら会場に入りました。講堂のような広い会場で、すでに多くの先生方が集まっていました。慌てて前のほうの空いている席に座らせていただき、貝塚市長さん(の代理の方)や院長先生などのあいさつを聞きました。そのあと、講演に耳を傾けました。

15時から17時までの2時間、眼科と乳腺外科の先生方によるご講演でした。

開業医でいると、日々の診療で自分の専門分野に集中しがちですが、今回のように他の診療科の最新トピックや取り組みについて学べる機会は非常に貴重です。患者さんを適切な専門医にご紹介する際にも役立ちますし、自身の知識の幅を広げる良い刺激になりました。

そのあと、情報交換会がありました

講演後は情報交換会が催されました。

私は車で来ていたので、残念ながらお酒は飲めませんでしたが、他の先生方と少しばかり意見交換をさせていただきました。実は、ほとんどが初対面の先生方だったので、最初は少し緊張してしまい、会場の端の方でひっそりと様子を伺っていました(笑)。

そんな中、嬉しい出会いも。

小児科の先生では、長澤医院の長澤先生、そして川崎こどもクリニックの川崎先生にお会いすることができました。川崎先生は、貝塚市の医師会長も務めていらっしゃいます。残念ながら、他の小児科の先生方は今回はご都合が悪かったのか、お見かけしませんでした。

長澤先生や川崎先生から、最近の地域の医療事情、今後のイベントについて、などのお話を伺うことができ、大変参考になりました。

2027年、川崎先生は、堺市で学会を開かれるようです。すごいですね。

日本外来小児科学会の開催予定

市立貝塚病院の小児科主任部長の岡野先生と挨拶してきました

私が以前、泉大津市立病院で勤務していた頃とは、医療を取り巻く環境も少しずつ変化しています。

市立貝塚病院小児科主任部長の岡野先生とも、少しお話しできる機会をいただきました。

地域の小児医療における輪番体制の現状、当院からの紹介患者さんの状況、病院の小児科病棟の運営について、など、普段の診療ではなかなかゆっくりお話しできないような、具体的な意見交換ができました。顔の見える関係で、こうした現場の声を直接伝え、聞くことができるのは、本当にありがたいことですね。

さいごに

今回のこすもす懇話会を通じて、改めて病院と開業医との連携がいかに大切かを実感しました。お互いの役割や状況を理解し合い、スムーズな連携を築くことで、地域の子どもたちにより質の高い、安心できる医療を提供できると信じています。