3月は、別れが多い時期ですね

3月は、転勤の時期

自分も勤務医の時はよく転勤をしてきました。でも、開業してからは転勤がありません。この先(ほぼ一生)よほどのことがない限り、転勤はないです。これまでは、「転勤ないから、引っ越ししなくてもいいし、楽だよね」とか、「転勤になったから、家探しに行かないと」なんて話題、先輩や後輩とよくしてたんですけどね。

でも、親しい方と別れてしまうのは、寂しいですね。

送る側になってしまった

これまでは勤務医。転勤はけっこうありました。自分が転勤を繰り返してきた時期は、送別会もありました。「新天地でもがんばってきます」と言うことが多かったですね。そして、お世話になった病院のスタッフさんや、経過をみてきた患者さんたちと別れてきました。

でも、転勤がなくなった今、周りのみんなが巣立っていくのを見守る側になってしまいました。自分が動かない立場(管理職)になったんだ、と思えばそうかもしれないですね。知らない間に、若手ではなくなってたということなんですよね。。。

開業すると、医師は自分しかいないので

病院で勤務医だった時は、同じ科の先生が数人いました。全員が一度に転勤してしまう、自分が病院で一人になってしまう、なんてことは、ありませんでした。

3月に去っていかれる先生もいれば、新しく入って来られる先生もいます。でも、同じ小児科で働く医師は数人います。喪失感というより、新規メンバー・新天地で、どのようにチームとしてやっていくか、という期待・わくわく感の方が強かったような気がします。

そう思うと、1人しかいない開業医というのは、つらい時もありますね。仕事を頼むこともできないし。「転勤」に対する、勤務医だった頃のわくわく感(誰がどこに転勤する?とかいう、うわさ話)もないですし。

今まで感じなかった寂しさ

開業した今、医師は自分一人。もう自分が新天地に行くことはないんだなぁ。。。そのためか、周りのみんなが異動してしまうことに、とても敏感になっている気がします。

お世話になった MRさんや、長いこと経過をみてきた患者さん。3月は、進学、転勤、などで巣立っていかれることが多い時期ですよね。「新天地でもがんばってくださいね」と送る側になってしまいました。

うーん、でも、やっぱり寂しいですね。

お世話になった方と、コロナ禍で食事に行くこともほとんどありませんでしたし。喫茶店でコーヒー飲んだり、レストランでランチ食べたり、もっと色々したかったなあ。

新しい一歩を踏み出すみなさま、新天地でもがんばってください。

春はすぐそこ