開業してから、1年が経過しました【勤務医の仕事と比べてみた】

こんばんは。

熊取町に開業してから、1年が経過しました。そこで、1年を振り返ってみました。反省点はいくつもありますけれど、勤務医の頃と比べて衝撃を受けたことを書いてみたいと思います。

開業医の仕事は、勤務医のときと比べて、色々違うんですよね。勤務医のときは、患者さんの診療に集中することができましたけれど、開業医になると、事務仕事が入ってきます。

これが、もう、かなり大変でした。勤務医だったときは、秘書さんがほとんど処理していてくれていましたけれど、自分でやらないといけません。

いろんな業務が次から次へと降ってくるので、気がつけば大変なことに陥ってしまいます。

例えば、市町村との話し合い。

健診業務とか、休日診療所の出勤についてなどですね。コロナワクチンの接種方法などもそうです。泉州地域は、いくつかの市町村がありますので、市町村でやり方が違うことも多くあります。インフルエンザワクチンも、助成金がある地域もあればない地域もありますし。

あと、締め切りに追われるようになります。締め切りまで数か月あるし、まだまだ余裕だなって思っていても、同じような仕事がどんどん来るので、知らない間に締め切り直前になってしまうのです・・・下手すれば、締め切りを過ぎてしまうことも・・・あなおそろしや・・・

書類の山

それから、似たような名前の仕事が多すぎて、混乱するようになります。役所関連の書類とか、担当者さんとか、「これ、漢字の数珠つなぎかっ?」ってくらい長い名前が多くて、「この仕事は、先日の仕事と何が違うんだー??」みたいな状況に陥ってしまうのです。ファイル番号でもつけてほしい・・・北斗の拳の必殺技みたいな長い文章が多すぎて、覚えきれん・・・

まさか・・・北斗の拳が分からない??

(もっとも、私もリアルタイムで知っている世代ではないのですけれど・・・次のような感じの必殺技が登場します)

https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/199318/

いろんな担当者との面会が増えます。しかも、担当者は異動でどんどん変わっていってしまいます。名前と顔をしっかり覚えていかないといけません。何回も顔を合わせている方なら覚えられるのですけれど、コロナ禍で文章だけのやり取りとかになってしまうと、顔や声を思い出せなくなってしまって、色々やばいことになってきます。

FAXの量が異常です。毎日、これでもかというほど届きます。しかもFAXで届く書類が締め切り付きであることも多々ありますし、文章のタイトルが北斗の拳状態になっています。

ご丁寧に、FAXと同じ内容が、電話で来ることもあるし、メールで届くこともある。はたしてどれを残しておけばよいのか、違う内容なのか、わけわからなくなってしまいます。そして、気づけば締め切りを過ぎてしまうことになってしまいます。

とにかく、勤務医の頃とは違う仕事ですね。

今年は、少しずつレベルアップしていきたいと思います。