映画「国宝」を観てきました

先日、映画「国宝」を観てきました。
最初の感想は……「長い!」。
でも観ているうちに引き込まれます。めちゃくちゃ登場する人が多いシーンとかあって、「この映画、すごくお金かかってるのでは?」と思ってしまうくらいに。
ただ、個人的には、90分くらい経過した頃に、「そろそろエンディングか・・・」と思っていました。でも、そのあとも、けっこう映画は続いていき、ひとりの人生を山あり谷ありで描いた大作でした。
ほんと、逆に、「この映画は、どこで終わるのだろうか」と、途中から思っていました。
俳優さんも豪華でした。たとえば、渡辺謙さんは、顔も名前も一致しているので、映画の中の時間が経過していっても認識できました。存在感あります。ただ、女性の俳優さんは、映画内の時間が経過していくにつれて、「この方はどの役をしていたっけ?」と分からなくなってしまいました……普段あまりテレビを観ていないツケかもしれません。
最近好きな女優さんといえば、有村架純さん。「花まんま」で印象に残りました。今回の映画が始まる前にも、予告編がたくさん流れていましたが、その中で、「これは、有村架純さんでは?」って気づきましたからね。実際、当たってたので、嬉しくなりました。
この映画でした。
それから、和歌山県のホテルが登場していたのですね。「道成寺」というキーワードも出てきましたし。ちょっと親近感わきました。御坊市のお寺で、釣鐘まんじゅうが名物だったはず。名前はよく知っていますが、まだ行ったことがないので、これをきっかけに訪れてみたくなりました。
和歌山県公式観光サイト 公益社団法人 和歌山県観光連盟
糖尿病について
映画の中では「糖尿病」という病気がたびたび出てきたのも印象的でした。この映画では、糖尿病が知らないうちに進行し、若くして命を落とすこともある、という感じで、すこしこわい病気であるように描かれていました。今でも有名で身近な病気のひとつですが、治療の選択肢はどんどん進歩しています。
医療の世界って、アップデートの連続です。私が学生時代に学んだ糖尿病の知識と、医師になりたての頃の知識、そして2025年の知識とでは、大きく違っているはず。どのような分野でも、昔の教科書を見返すと、今の基準からすると誤っていることもたくさん載っていて、「時代は変わったな」と感じることができます。
糖尿病の合併症には、目が見えなくなること、とか、透析、とか、こわいこともあります。でも、この映画で出てくるような “こわすぎる” ことばかりではないです。
暑い昼に、映画によく行きます
今回観に行ったのは平日の夕方でしたが、想像以上にお客さんが多くてびっくりしました。しかも、配信されてから数ヶ月経っているのに。お客さんは、年配の方が多い印象でした。上映時間が3時間近いので、小さな子どもは大変かもしれないです。
この夏は暑さが厳しくて、昼間に外出するのがつい億劫になっています。そんな時に、クーラーの効いた映画館でじっくり映画を楽しむと、リフレッシュできます。映画を観たあとにご飯を食べて帰る、そんな過ごし方が最近のお気に入りです。
小説「国宝」も、すでに手元にあります。なので、今度は読書で作品を味わってみようと思います(先日の「フロントライン」もまだ読み終わっていないのですけれど…)。